

情報化が進み、最近は言葉も崩れつつあり、コミュニケーションが急変しています。そのため、思いやりのコミュニケーションが成立しにくくなっていると感じます。しかし一方では、震災時の譲り合いや、お礼を言う姿勢が諸外国の人々に感銘を与え、評価もされています。
日本の言葉には相手を思いやる優しさが含まれ、日本には心を込めて相手を思いやる文化があり、人々の心には思いやりが秘められています。言葉は人格を作るとも言われ、私たちのコミュニケーションには必要不可欠。言葉を単なる伝達手段から、お互いの心を通わせる大切な方法として、今一度見直すときが来ているようです。
そこで意識したいのが、コミュニケーションを豊かにできる言葉のリフレーミング。それは、伝えたいことを相手の聞きたい(聞きやすい)フレーズに切り替えて、言葉の持つイメージを変えて伝える方法のことです。例えばオフィスで、同僚からの急な頼まれ仕事に「えー、今忙しいから無理!」と返すのではなく、「この急ぎの仕事が終わってからになるけどいい?」と相手に聞くことでイメージが全く変わるのです。
みなさんは、「言霊(ことだま)」を知っていますか? 言葉に魂が宿り、その言葉通りになるという意味です。これを心理学的に考えてみましょう。自分が発する言葉を毎日聞き続けているのは自分自身。つまりそれらの言葉が、いつの間にか心の癖となり習慣化し、その癖を持つ自分を無意識に表現するのです。相手の聞きたいフレーズを言ってあげるというリフレーミングは、相手だけではなく、自分の心にも届く魔法の言葉と言えるでしょう。
経済や社会への不安が感じられる今こそ、こうした日本の美しい言葉が生きてきます。ぜひ、言葉のリフレーミングを始めませんか。
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