« 優しさあふれる瀬尾ワールド 爽やかな感動をよぶ短編集 | メイン | 直木賞候補作品『鼓笛隊の襲来』 »
家族の幸せって『メモリー・キーパーの娘』
[小説]著者:キム・エドワーズ 出版社:日本放送出版協会
GWに旅行に行って以来の更新!
1ヶ月近く読書感想のUPをしませんでしたが、
もちろん本は読んでおりましたとも。
この1ヶ月中に読んだ中で、
一番オススメしたい本を選んでみました。
まず、この本の良さを説明する前にあらすじを…
『ある雪の夜、
医師のデイビッドは我が子を取り上げるが、双子の一人はダウン症だった。
妻を悲しませたくない一心で、とっさに立ち会った看護師に施設に預けるよう頼み、
妻のノラには娘は死産だったと伝えるが…』
まず、私があらすじを見て思ったことは
大きくなった息子と娘が双子と知らず惹かれあう…的な展開かと思いました。
昼ドラ的な展開を期待して読みはじめましたが、
そんな自分が恥ずかしくなるような、
とっても大切なテーマが描かれていたんです。
娘がダウン症だというだけで施設に預ける父なんて最低な気がするけど
デイビッドのそれは自身の経験から純粋に妻を思っての行動で。
彼は生涯その罪を背負って悩み続け、その秘密から
じわりじわりと静かに家族が崩壊していく様子は
読んでいて本当に苦しかった…。
一方のダウン症の娘、フィービの成長を著者は暖かく描いていて
障害がある事がかわいそう、とかそんな風には描かれていません。
純粋で眩しくて、暖かくて…かわいいの!
人生何が正しくて何が間違っているかなんて
分からないものですね…。
愛しているから大切に出来るかというと
そういう訳でもないし…。
クチコミで広がって世界中でベストセラーになったというこの本。
アートのような緻密な情景の描写と
それぞれの家族の25年という長い年月を
とても丁寧に描いています。
お涙小説ではないけれど
読み終わったとき、
何かこころがぎゅーって切なくなりますよ。
ところで、
読書感想とは全然関係ないですけれど…、
GWに兵庫・広島・島根・鳥取・京都と大掛かりな旅行へ行きましたが…
タナさんが教えてくれた広島『ひなた』の
広島焼きが、すっごい〜いいい美味しかった!
いいお店教えてくれてありがとう♪
トリッピー
| 06/16 22:18
| コメント (0)
http://www.citywave.com/book/2008/06/post_287.html
