女の業に震える『氷の華』

ミステリー]著者:天野節子 出版社:幻冬社

正月に読むには重かったかもしれない。

読み終わった私の正直な感想です。
413Pという読み応えのあるミステリー。
終始流れるのは、「女の業」

その「女の業」を感じる事柄が、私にとっては他人事ではないため、震えが止まりませんでした。
身体が震えるのではありません。
心が震えるのです。

金銭的に恵まれ、美貌も失っていない結婚12年を迎える恭子。
同窓会への参加も、美貌への賛辞を受けるため。
このいけ好かない女(笑)が、どん底に落とされる一本の電話。

それは、夫の愛人と名乗る女からの電話。
そこで告げられた事実が、彼女を打ちのめし、
電話の主への殺意を生じさせる。

そして、殺人の実行。

でも、その殺人は巧妙に仕組まれたものだった・・・。

読み進めていくうちに、いけ好かないと思っていた恭子に、肩入れしていく自分に気がつく。
恭子の「女の業」に自分を重ね見るからかもしれない。

最後まで、息をつくことのできないサスペンスらしいサスペンス。
(っていうか2時間ドラマになりそう。主演はやはり女王:片平なぎさで(笑))

男性が読んでも、共感を得られにくいと思うので、これはぜひ女性に読んでもらいたい。


最後になりましたが、今年もよろしくお願いいたします

こまったちゃん。 | 01/03 10:37 | コメント (2) このエントリーを含むはてなブックマーク
http://www.citywave.com/book/2008/01/post_251.html

コメント

そんな電話、掛かってきて欲しい。ワクワクするヮ!
そして自分の業を味わってみたい!そして震えて・・

 投稿者mario :2008年03月20日 21:52

ワクワクしますか?(汗)
私は平穏無事に過ごしたい小心者なので、こんな電話はかかってきてほしくないなー。

 投稿者こまったちゃん。 :2008年04月13日 19:58

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