あたしならおしとやかな性格に・・・『性格交換』

ミステリー]著者:吉村達也 出版社:角川春樹事務所(ハルキ文庫)

おとなしく引っ込み思案の26歳の女性とマジメで完璧主義の36歳の男性の結婚。

一見、ピッタリかと思われたこの二人が、3年半後にはどうしようもない性格の不一致を感じてしまう。

一方は離婚に踏み切れないまま浮気を開始、一方は思いつめて「性格交換」サイトに登録をする。

同時に「性格交換」が社会問題に発展していく・・・・・・

性格がどうにも合わないときに、相手を変えようとするのか、自分を変えようとするのか・・・。

そのどちらもが正解ではないと思う。
譲れるところは譲り、譲れないところは譲ってもらい、お互いに歩み寄るのが人間としての付き合い方なのではないだろうか。
とくに夫婦ならば、なおさら。

それができなかった二人の関係の破綻は火を見るよりも明らか。

その破綻への道筋と、終末がこの本の醍醐味。

そもそも「性格交換」サイトというのが面白い。
「性格改善」なら、ありがちなツールになってしまうのが、私にこの本を選ばせた理由だった。

そして、読み終わって考えた。
私は歩み寄れているだろうか。
とりあえず、今日は亭主の好物でも作ってみるか。

こまったちゃん。 | 10/21 21:45 | コメント (0) このエントリーを含むはてなブックマーク
http://www.citywave.com/book/2007/10/post_240.html

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