柿の木が郷愁を誘う『里山の一日 秋の日』

その他]著者:今森光彦 出版社:アリス館

東京生まれ、東京育ちの私。

でも、なぜだか柿に郷愁を感じる。

夕焼けのオレンジ色の空に大きく張り出した柿の木の影。
青い瓦屋根のお家の手前に植えられた堂々とした枝振りの大きな柿の木。
刈り取りの終わった田んぼに落ちる無数の柿の実。

そんな写真が満載のこの本。

他にも、
蔵の手前に咲く桃色の秋桜(コスモス)、
稲が刈り取られたばかりの棚田、
その実をパックリ開けたあけび、
パッチワークのように紅葉する山、
すかし編みにように枯れて実が覗いているホウズキ、
真っ赤な曼珠沙華(ヒガンバナ)とこれまた真っ赤なナツアカネ(赤トンボ)、
山々の向こうに暮れ行く太陽・・・

どの写真もたまらない気持ちになります。

同じシリーズで『里山の一日 夏の日』も出ていて、
真っ青な空と濃い緑の木々、
ツユクサの花にとまるナナホシテントウ、
林の中のキノコ、
ため池にはびこる水草、
草に囲まれた小川などを楽しめます。

でも、断然『里山の一日 秋の日』がオススメ。
今の季節にピッタリということもあるけれど、
日本人としての根底にある何かを揺さぶられる一冊です。

東京生まれの東京育ちとはいえ、
高知県出身の父と福島県の母を持つゆえなのかもしれませんが、
東京に住む人にこそ、見て欲しい本だと思います。

こまったちゃん。 | 10/21 22:03 | コメント (0) このエントリーを含むはてなブックマーク
http://www.citywave.com/book/2007/10/post_239.html

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