こう言えるようになりたいもんです『うつくしい私のからだ』

小説]著者:筒井ともみ 出版社:集英社

ずいぶん前のことになりますが、ある日父に尋ねました。
「私の名前(一美)は一番美しくなるようにつけたんでしょ?」
答えは否。
「一箇所でも美しくなるように。それもどうかな〜」

そんなお茶目な父が先日亡くなりました。
逝ってしまう前に、名づけの成果をもう一度訊きたかったな。

実際は父の名前から一字、母の名前の音から一字もらっただけの単純な名づけなんだけどね。

今日ご紹介する本は体の部分をテーマにした短編集です。

体の部分を題材にしているあたりは、先日タナさんが紹介してくれた乃南アサの『躯』とかぶるなーとも思ったのですが、あちらはミステリー仕立てとのこと。
こっちの作品は恋愛小説仕立てです。

タイトルを列挙すると・・・
舌、乳房、手首、髪、爪、鼻、えくぼ、うなじ、体毛、膝、歯列、唇、鼓膜、腕、声、ふくらはぎ、ヘソ、耳朶、まつ毛、命。
主人公は全部違いますが、一番多いのは27〜29歳かな。
一番微妙なお年頃ってことでしょうか。

著者の筒井ともみは脚本家・作家。
TVドラマ『家族ゲーム』をはじめ、『小石川の家』『センセイの鞄』などを経て映画『失楽園』『阿修羅のごとく』『海猫』『笑う伊右衛門』『ヴェロニカは死ぬことにした』などにも関わっています。
ドロドロは得意ってことかな?(笑)
作中にもその手腕?は発揮されています。
ちょっと悲しい、せつないお話が多い中で、私はほっこりできる作品が好きでした。
一番のお気に入りは「えくぼ」。
アンパンのヘソみたいなえくぼ、私も欲しい〜。

さきほど、旦那に「私の身体でどこが一番好き?」と訊いてみました。
そしたら「ひとつもねーよ」と鼻で笑いやがった。
ケンカ勃発?
いいえ、慣れてますんで(笑)

こまったちゃん。 | 06/17 16:43 | コメント (2) このエントリーを含むはてなブックマーク
http://www.citywave.com/book/2007/06/post_174.html

コメント

あっ、おもしろそう…
鼓膜…?こまく?コマク?KOMAKU?(しつこい??)
すごく気になります。
ちなみに「私の身体の中でどこが好き?」
と自問自答。旦那に聞いても答えはわかってるので…
(意地悪な顔で「三段腹!」と言うに決まってます。)
自分で好きなのは、迷わず「手」ですね。
手も足も指が長い。したがって靴のサイズは26センチで最悪なのですが、手は好きです。
唯一ね。それしか思いつきません。

お父様亡くなったのです?
ご愁傷様です。
ご冥福をお祈り申し上げます。

 投稿者タナ :2007年06月20日 22:51

ぜひ読んでみてね(^_^)v


私は逆に22センチ〜22・5センチと小足なので、靴を探すのがたいへん。
「(在庫表だかをめくりながら)ないですねぇ」「黒しか作ってないんです」と悲しい言葉をよく聞きます。
手も小さいです。
そういえば、父は24・5センチだったな。
この小さい手足は父譲りってことですね。

卒業旅行でパリの某高級靴店に行ったときはサイズを言ったら鼻で笑われました・・・。


父のことは自分のブログには書いてたんですが、こちらに報告するのも変だなーと黙っていました。
5月25日に永眠いたしました。

 投稿者こまったちゃん。 :2007年06月23日 10:18

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