オフィスにとてもステキだなと思う同僚がいます。特別美人という訳ではないのに、その場にいるだけで華があるというか、出ているオーラが違うというか…。自分も美意識が低いとは思わないのですが、何かが違うんです。そんな風に「美」を全身で表現できる女性になるためのヒントを教えて下さい!(K.Sさん 27才)

私は、『華がある』というのは基本的には先天的なもの、だと思うんです。生まれつき、『華のある人』と『華のない人』がいると。でも、あくまでも基本的には、です。
以前、シティウェーブでも取材させていただいたことがありますが(取材の様子はこちら)、私は宝塚歌劇団が大好きです。男役トップスターの方々はみんな輝いていて、形容するならまさに『華がある』感じなのですが、ふと、彼女たちは『華がある』からトップスターになったのか、トップスターになる道のりで『華がでてきた』のか、と思うことがあるんです。トップスターに昇り詰めるには、それはもう、私たちには想像できないような努力が必要なのだと思うのですが、まだ2番手、3番手にもならない若い生徒さんたちをずっと観客として見ていると、あるときフッと「この人、輝きを増してきた!」と思う瞬間があったりします。歌やダンス、芝居といった芸が磨かれたのか、自分に自信がついてきたのか、大きな役がついたのか、理由は分かりませんが、大きく一線を越えてトップスターへの道のりを走り出した、という感じです。すると、俄然、舞台で目立つようになるんですよね。目立つから当然ファンも増える。ファンが増えるから、さらに舞台で輝いて見える。いいスパイラルが生まれるんですよね。本当にオーラが出ているようなイメージです。
K.Sさんの同僚の方というのは、きっと自分に自信を持っていらっしゃるのではないでしょうか。さらに、きっと努力家のはずです。“特別美人ではない”けど美しく見える人ほど、きっと見えないところで頑張っているのだと思いますから。美意識や自信といったものは、獲得しよう!と思って身につくものではありません。毎日のスキンケアをしっかりする、時間ができたときには積極的に街に出てみる、新しいファッションにチャレンジしたり、本を読んだり映画を観たり、ときには自分があまり興味を持てなかったものに挑戦する勇気も必要だと思います。そうやって、じっくりじっくり“自分”を育てていけば、その“華”はいつか開花すると思います。焦らないで、ゆっくり一歩ずつ、進んでください。
そして、2005年の夏から続けてきたこのコーナーも、これで最終回となりました。毎回読んでいただいて、本当にありがとうございました! 私たちビューティライターにとっては当たり前に思えることも、読者のみなさんは疑問や不安に思っていることが多いのだな、と改めて感じさせられる、ステキなコーナーでした。私もかなり勉強になりました! またいつかどこかで、みなさんのビューティの“人生相談”にのれれば、と思います。それまで、お元気で!
ビューティライター。『Luigi』(http://www.luigi.jp)主宰。
VoCEやフィガロ ジャポンを始めとする女性誌でビューティの記事を執筆。前職は広告会社に勤めるOL。
その経験を活かし、化粧品広告などコピーライティングやアドバイザーを務めることも。
当サイト掲載の記事、写真、イラスト等の無断掲載を禁じます。
copyright © 1996-2009 SANKEILIVING SHIMBUN,inc.