最近よく聞く肝斑(かんぱん)って、普通のシミとどう違うのですか? いまいちその違いがわかりません。自分のシミがどっちなのかも判断ができません。美容にうとい私にもわかるように、教えてもらえるとうれしいです。
(M.Yさん 34才)

CMのおかげで、肝斑(かんぱん)が一躍脚光を浴びましたね。自分のシミが肝斑なのかどうなのか、気になる人も多いのでは?
肝斑というのは、まぎれもなくシミの一種。なかでも治療が困難で、難しいタイプのシミと言われています。紫外線ダメージが原因で発生するシミとは一線を画していて、女性ホルモンのバランスが崩れたり、ストレスが原因となって誘発されるものです。見極め方も結構難しくて、自己判断は大けがの元。普通のシミと肝斑では対処方法も全く異なるので、「あれ? なんかシミっぽいのが出来ている!」と思ったら自己分析はせず、即刻美容クリニックを訪れるのが得策だと思います。
一応お話ししておくと、肝斑は『目の際を避けて、左右対称に出現する』と言われています。一番出やすいのは頬骨の最も高いところで、ココにうす〜い茶褐色のポツポツを見かけたら、肝斑を疑ってみて。顔全体を覆うように(まるで歌舞伎の隈取りか、プロレスラーのマスクみたいに!)発生する人もいるそう。こんな症状だとパッと見はアザを疑うところですが、これも肝斑の可能性も。こんなにひどくなる人は稀なようですが、遺伝的に「こんな人がなりやすい!」というのはなく、誰にでも起こる可能性があるので、気をつけたいところ。
しかし気をつけるといっても、残念ながらきっちりと確立された予防法はないんです…。刺激を与えることで誘発されやすいので、顔をゴシゴシ洗わないとか、もちろん紫外線ブロックもマメに行いダメージを受けないようにするなど、普通のシミの予防法と大差ないんですよね。ひとつ特徴的なのは、先にも書いたように女性ホルモンとの関係性があると言われているので、ストレスを溜めないようにすることも必要だと思います。
治療法はCMでもおなじみの「トランシーノ」でも有名になったトラネキサム酸を塗ったり、服用したりするのが代表的なようです。内服薬と外用薬の両方を使いながら、最近ではトラネキサム酸を直接点滴で体内に入れたり、レーザーを駆使して薄くするという最新の方法もある様子。ただ、どこのクリニックでも受けられるものではありませんし、特にレーザーは本来肝斑治療においては禁忌とされてきたものなので、必ずレーザー症例数の多いクリニックや高い技術を誇る医師を探して、十分なカウンセリングを受けたうえで治療を始めてくださいね!
ビューティライター。『Luigi』(http://www.luigi.jp)主宰。
VoCEやフィガロ ジャポンを始めとする女性誌でビューティの記事を執筆。前職は広告会社に勤めるOL。
その経験を活かし、化粧品広告などコピーライティングやアドバイザーを務めることも。
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