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ホルモン分泌の低下

Q:除毛フォームや脱毛器、ヘアカラーなどに使用を避けるよう書いてある“生理前”って、具体的に何日前ごろのこと?(S・Tさん/30歳)

Answer

 「生理前と生理中は、ホルモンバランスが乱れているので、なるべく“刺激”を避けたほうがいいです」と語るのは、婦人科医師の中村理英子さん。「生理が来るということは、必要のなくなった卵や子宮内の組織を排出するということ。自然なこととはいえ体の一部がはがれおちていくのですから、当然、体に負担がかかります」。その結果、肌の調子が悪いと感じられたり、髪の毛のハリ感がなくなってパーマがかかりにくくなったり、ヘアカラーに染まりにくくなるといったことが起こりやすいのだとか。除毛フォームなどの薬品も、肌への影響を考えたら使用を避けたいそう。

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ピンク色の部分が“ホルモンの分泌が下がる”時期。体のリズムを理解して快適に過ごしたいね

 「生理前1週間前くらいになると、腰が痛くなったり、ニキビや吹き出物ができてしまったりする人も多いでしょう。また、食欲が増したり、逆になくなったり。これらはすべてホルモンの分泌が下がっている証拠ですから、そういった体の変化を感じたら、生理が終わるまでは、肌や髪にとって刺激となる可能性のあることは避けましょう。ちなみに、この期間の中でも一番弱くなってしまうのは生理中。注意してくださいね」
 
 “そろそろ生理かな”という予兆として、胸が張って痛くなるという人もいるでしょう。これも30代後半以降、歩くのさえ大変なほどの痛みを感じる場合もあるのだとか。「これは、加齢によってホルモン分泌が減少するのが原因です。年々ホルモンの分泌が全体的に下がっていくのですから、刺激の強い薬品の使用に関しても、年を重ねるごとに注意深くなっていかなければいけないかもしれませんね」
 
 また、近年の傾向として、女性全体の生理の周期がだんだん長くなってきていると感じているのだそう。「ここ10年ほどで生理周期は28日前後から、30〜35日になっています。“生理前”や“生理中”の日数は変わらないので、生理と生理の間がどんどん長くなっているようです。これは生活習慣などの変化が原因と言われています」
 
 生理中は体のホルモン分泌が下がるので、体をいちばんいたわってあげるべき時期。「そんなときにあえて、かかりにくくなっているパーマをかけに行くのは、手間も時間もお金ももったいないですよね。無駄をなくすためにも、自分の生理周期をしっかりと把握しておくのは大切。基礎体温をきちんと測ること、その曲線から自分の生理周期を見ることで分かることはたくさんあります。基礎体温を測る習慣がない人も、なんとなく測っている人も、この機会に自分の基礎体温曲線を点検してみてほしいものですね。月経があるのに無排卵だったというケースもあるんですから」

【回答】中村理英子さん
東邦大学医学部卒業後、同大学産婦人科教室に入局。下北沢にある「中村クリニック」(婦人科・内科・美容皮膚科・皮膚科)院長。女性たちのよきアドバイザーとして女性誌などでも活躍中。「よくわかる女性の医学」(西東社)、「医者に聞けないことまでわかる子宮内膜症」(主婦と生活社)など著書多数 http://www.dr-nc.com

[ 婦人科 ] | 2008.08/27 10:00 | コメント (0) | トラックバック (0)

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