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Q:最近疲れやすく肌もくすみがちで、ホルモンバランスが悪いのではと思うようになりました。血液検査で分かるものでしょうか。(S・Iさん/ 32歳)
女性の体をつかさどる女性ホルモンについて、婦人科医師の中村理英子さんに聞きました。
「ホルモンの検査は血液検査、超音波で簡単に行えます。でも、1回調べた結果だけがすべてではありませんので、基礎体温表をつけることをおすすめします」

女性は一生の間に約400個の卵を、ホルモンを使いながら排出します。女性の体は、毎月の月経周期によってコントロールされ、ホルモンの分泌サイクルと密接に関係しているのです。
「体が妊娠可能の状態を作るために、ホルモン分泌はひと月の中でも時期によって変わります。肌荒れがひどくなったり、イライラしたりする時期があるのも、逆に調子がよくなったりするのも、すべて女性ホルモンの影響によるもの。基礎体温表をつけ、排卵があれば、年相応のホルモン分泌があることが分かります」
女性ホルモンは思春期から分泌量が多くなり、25歳前後でピークを迎え、低下を始めます。
「もちろん個人差はありますが、20代半ばのピーク時に比べ、生理の量が少なくなる、胸やおなかが張る、疲れやすくなるなどは、すべてホルモン低下のサイン。30代になると、過労が重なれば疲れは取れにくくなりますし、妊娠率も下がります。働く女性は婚期が遅くなっていますが、本来、体は子育ての初期を終えていてもよいころの状態にあるのですから」
現代の女性は体の成熟が早くなっている分、ホルモン分泌の低下=老化現象も早くなっているそう。では、どのように体をケアすればよいのでしょうか?
「とにかく基礎体温表をつけること。毎朝同じ時間に測定できなくても、起きたら測定することを習慣にして。そして、規則正しい生活を送ることが一番です。本当は三食昼寝つきが理想的。さすがにそれは難しくても、12時に寝て6時に起きるというような生活リズムで体内時計を狂わせないこと、朝食を抜いたりサプリメントに頼ったりしないで、栄養は旬の食材から摂取すること、体に不自然でない室温調節に気を配ることなど生活から体の改善を心がけましょう。ダイエットのしすぎもよくありません。ホルモンは体脂肪から作られるので、脂肪のある人の方が、閉経が遅い場合が多いんです」
ホルモンバランスの崩れは、生理不順や無月経を招いたり、肌や髪のツヤがなくなったり、骨に影響したり、体の老化につながります。生活を見直して気をつけましょう。
【回答】中村理英子さん
東邦大学医学部卒業後、同大学産婦人科教室に入局。下北沢にある「中村クリニック」(婦人科・内科・美容皮膚科・皮膚科)院長。女性たちのよきアドバイザーとして女性誌などでも活躍中。「よくわかる女性の医学」(西東社)、「恋愛ストレスにさようなら」(ソニーマガジンズ)など著書多数
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